雪女と人魚姫
- 2012/08/11
- 12:24
暑い夏です。
ぼーっとして大失敗をやらかしましたGreenvaleでございます。
約束時間を1時間間違えました。
結果、間に合わず・・・。
泣きそうです。
遅刻が大嫌い!と公言しているだけに
こんな大失態ありえない。
胃が痛い。
来週挽回できるのだろうか・・・。
冷や汗ですっかり暑さが吹き飛びました。
節電の夏・・・?
他の約束をちゃんと守る方には、
まだまだ暑い夏なので
「怪談」ご用意しました。
お約束のようですが、
夏にはやっぱり氷よね、ということで
「雪女」
を読みました。
Yukionna part 1 and 2
(上記青文字クリックすると音声ブログに飛びます)
重いので前後2partに分けてあります。
よかったら聞いてください。
さて、このお雪ちゃん。
「かわいいから殺すのやめとくね」とか言って
年寄りのモサク爺様にだけ氷の息を吹きかけちゃって殺しちゃって、
一年後
若いかわいい美肌ギャルになって再登場し
好みの「みのきちクン」とちゃっかり結ばれるという
ある意味しっかりモノなわけですが。
もちろん最初に「あたしのこと人にばらしたら殺すよ、
おぼえときな」と脅しておくという
怪談ならではの布石もお約束であるわけで。
名前が「雪」なんだからばればれじゃないの?と思いつつ
みのきちクンはある日美女に化けた?雪女を
そうとは知らずナンパして(?)
おうちに連れて帰り、お姑さんも気に入って(すごい!)
あっという間にお嫁さんにしちゃいます。
なんと10人も子供を生むんですね。
お雪ちゃん。すごい!!
全員色白。
妖怪の遺伝子強し。
でもって年取らない。
(何故疑問に思わない、みのきちクンよ)
そうこうするうちにクライマックス。
「そーいやー18歳のころえれえ女にあったんだよね。
お前そっくりなすげえ美人でなぁ・・・。でも
すげー怖いのなんのって・・・。あ、いや、もちろん
お雪、お前のほうがきれいだよ。あいつぁ人間じゃねえもんな」と
みのきちクン、
だめだって言われてること、
やっぱり言っちゃうのね。
でも夫婦ですもの・・・隠し事はだめよね。
(ちなみに雪女は「お母さんにも言っちゃあだめよ」、とは
言ったけど奥さんもだめとは言ってないよな、と私は思うのですが)
そしてお雪ちゃん開き直る。
「それはあたしよ!あたしそう、あたしなのよー!」
I,I,Iと繰り返すの、読みにくい。
間がもっと必要なのか。
どうして三回も言うのか。
上記の日本語みたいに言い方を変えるべきなのか・・・。
今回の朗読で何が大変ってこのお雪ちゃんの最後のせりふ。
「殺すって言ったけどね、あんたを殺すと子供たちの面倒を見る人が
いなくなるから、殺さないでおいてやるけどね。
ちゃんと面倒みるんだよ、さもないと・・・」
別に本人に言っただけで、他人にばらしたわけじゃないのにね。
とふと思ったりして。
そしてお雪ちゃん、本当は実は殺したくなかったんじゃないのかな。
みのきちクンのこと。
一目ぼれっぽかったし。
人間に化けてまでして添い遂げようとしたし。
「ああ、もう。せっかくここまで一緒に暮らして
家族もいるのに・・・あんた、なんで今更そんな話すんのよ!」っていう
苛立ちと、
「言わないって約束したのに(勝手に言っただけすが・・・みのきちは怖くて返事も
できなかったわけで)この裏切りもの!」という
怒りと、
「でもあんたの事、あたしは殺せないよ・・・。だって
好きなんだもん」という
せつなさ、やるせなさを感じて仕方ありません。
妖怪にも情があるのね。
これ読むと、アンデルセンの人魚姫が、
「ほら、あんたを裏切った王子をこの短剣で刺せばあんたは
人魚にもどれんのよ」とお姉さま方にぎゃんぎゃん言われたのにもかかわらず、
「いいんですの、あたくし・・・」と言って
泡になるという、その心理に似てるのかなと思ってしまうのです。
少女のころはちっともわかりませんでした。
当時は「泡になるって痛くなさそうで、消えてなくなりたい、
そんな時は人魚姫になりたいなぁ」なんて非常に太宰な心境に陥った折に
人魚姫願望がふと浮かんだりしたわけですが。
観た事ないんですが、アメリカ版人魚姫(アリエルちゃん)は泡に結局
ならないんでしたっけ?
ノートルダムのせむし男も落ちなかったよね。
なんで?
ま、それはいいとして、
好きな男子には、たとえ悪いのは男子でも
女子はそれを許し(お雪ちゃんは許したのかな?)自分は消えちゃうのね。
強くて
悲しい。
それが愛
なのでせうか。
そういえば
前回読んだOf a mirror and a bellに出てくる
「梅が枝」姐さんもちょっと似てる。
梅が枝姐さん、今マイブーム沸騰中の?
文楽の演目にも登場してるんですね。
この発見(勉強不足なだけですが)には大興奮したので次回
ゆっくりと・・・!?
さて、話戻って、
その後のみのきちクン。
言わなきゃいいこと言っちゃったがために、
結果、10人の子供抱えてシングルファーザー。
(現代ならばビッグダディか?)
大変だっただろうなとお察しします。
やっぱりね、
約束は破っちゃだめなんだよ。
ああああああ
ごめんなさいぃぃぃぃぃ。
ぼーっとして大失敗をやらかしましたGreenvaleでございます。
約束時間を1時間間違えました。
結果、間に合わず・・・。
泣きそうです。
遅刻が大嫌い!と公言しているだけに
こんな大失態ありえない。
胃が痛い。
来週挽回できるのだろうか・・・。
冷や汗ですっかり暑さが吹き飛びました。
節電の夏・・・?
他の約束をちゃんと守る方には、
まだまだ暑い夏なので
「怪談」ご用意しました。
お約束のようですが、
夏にはやっぱり氷よね、ということで
「雪女」
を読みました。
Yukionna part 1 and 2
(上記青文字クリックすると音声ブログに飛びます)
重いので前後2partに分けてあります。
よかったら聞いてください。
さて、このお雪ちゃん。
「かわいいから殺すのやめとくね」とか言って
年寄りのモサク爺様にだけ氷の息を吹きかけちゃって殺しちゃって、
一年後
若いかわいい美肌ギャルになって再登場し
好みの「みのきちクン」とちゃっかり結ばれるという
ある意味しっかりモノなわけですが。
もちろん最初に「あたしのこと人にばらしたら殺すよ、
おぼえときな」と脅しておくという
怪談ならではの布石もお約束であるわけで。
名前が「雪」なんだからばればれじゃないの?と思いつつ
みのきちクンはある日美女に化けた?雪女を
そうとは知らずナンパして(?)
おうちに連れて帰り、お姑さんも気に入って(すごい!)
あっという間にお嫁さんにしちゃいます。
なんと10人も子供を生むんですね。
お雪ちゃん。すごい!!
全員色白。
妖怪の遺伝子強し。
でもって年取らない。
(何故疑問に思わない、みのきちクンよ)
そうこうするうちにクライマックス。
「そーいやー18歳のころえれえ女にあったんだよね。
お前そっくりなすげえ美人でなぁ・・・。でも
すげー怖いのなんのって・・・。あ、いや、もちろん
お雪、お前のほうがきれいだよ。あいつぁ人間じゃねえもんな」と
みのきちクン、
だめだって言われてること、
やっぱり言っちゃうのね。
でも夫婦ですもの・・・隠し事はだめよね。
(ちなみに雪女は「お母さんにも言っちゃあだめよ」、とは
言ったけど奥さんもだめとは言ってないよな、と私は思うのですが)
そしてお雪ちゃん開き直る。
「それはあたしよ!あたしそう、あたしなのよー!」
I,I,Iと繰り返すの、読みにくい。
間がもっと必要なのか。
どうして三回も言うのか。
上記の日本語みたいに言い方を変えるべきなのか・・・。
今回の朗読で何が大変ってこのお雪ちゃんの最後のせりふ。
「殺すって言ったけどね、あんたを殺すと子供たちの面倒を見る人が
いなくなるから、殺さないでおいてやるけどね。
ちゃんと面倒みるんだよ、さもないと・・・」
別に本人に言っただけで、他人にばらしたわけじゃないのにね。
とふと思ったりして。
そしてお雪ちゃん、本当は実は殺したくなかったんじゃないのかな。
みのきちクンのこと。
一目ぼれっぽかったし。
人間に化けてまでして添い遂げようとしたし。
「ああ、もう。せっかくここまで一緒に暮らして
家族もいるのに・・・あんた、なんで今更そんな話すんのよ!」っていう
苛立ちと、
「言わないって約束したのに(勝手に言っただけすが・・・みのきちは怖くて返事も
できなかったわけで)この裏切りもの!」という
怒りと、
「でもあんたの事、あたしは殺せないよ・・・。だって
好きなんだもん」という
せつなさ、やるせなさを感じて仕方ありません。
妖怪にも情があるのね。
これ読むと、アンデルセンの人魚姫が、
「ほら、あんたを裏切った王子をこの短剣で刺せばあんたは
人魚にもどれんのよ」とお姉さま方にぎゃんぎゃん言われたのにもかかわらず、
「いいんですの、あたくし・・・」と言って
泡になるという、その心理に似てるのかなと思ってしまうのです。
少女のころはちっともわかりませんでした。
当時は「泡になるって痛くなさそうで、消えてなくなりたい、
そんな時は人魚姫になりたいなぁ」なんて非常に太宰な心境に陥った折に
人魚姫願望がふと浮かんだりしたわけですが。
観た事ないんですが、アメリカ版人魚姫(アリエルちゃん)は泡に結局
ならないんでしたっけ?
ノートルダムのせむし男も落ちなかったよね。
なんで?
ま、それはいいとして、
好きな男子には、たとえ悪いのは男子でも
女子はそれを許し(お雪ちゃんは許したのかな?)自分は消えちゃうのね。
強くて
悲しい。
それが愛
なのでせうか。
そういえば
前回読んだOf a mirror and a bellに出てくる
「梅が枝」姐さんもちょっと似てる。
梅が枝姐さん、今マイブーム沸騰中の?
文楽の演目にも登場してるんですね。
この発見(勉強不足なだけですが)には大興奮したので次回
ゆっくりと・・・!?
さて、話戻って、
その後のみのきちクン。
言わなきゃいいこと言っちゃったがために、
結果、10人の子供抱えてシングルファーザー。
(現代ならばビッグダディか?)
大変だっただろうなとお察しします。
やっぱりね、
約束は破っちゃだめなんだよ。
ああああああ
ごめんなさいぃぃぃぃぃ。
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