何が苦手って暗唱が苦手な
Greenvaleでございます。
受験生のころはひたすら書いて覚える。
何度も何度も書いて書いて書いて、
ノートに書き込みまくっては覚え、
自分で穴あき問題を作ってどんどん穴の数を増やして
最終的には参考書や教科書を暗記するくらい
覚えていたのに、
いざ、声を出して暗唱するとなると・・・
歌詞すら覚えられない。
これって何なんでしょうね。
今も実はそのコンプレックスは続いてて、
どうしても字にしないと頭に入らず、
文字にするとそれを手放すのが怖い。
ついつい頼ってしまいます。
インタビューとか単なる前ふりとか
自分で考えてるんだから当然頭に入ってるにもかかわらず
不安になったり、目の前からなくなると
頭が真っ白になる・・・
いまだにそんなって・・・。
相棒が目の前のプロンプターを切り替えて
いきなり自分の「せりふ」が消えたとき
かなり戸惑ってしまってあたふたしました。
情けないなぁ。
自分の今後の一番の課題は
よどみなく、
自然に
自分の言葉で伝える
ということですね。
そこに
情熱が加れば100点
今朝の産経新聞(ネット版)にもちょうどそんなことが
書いてありました。
ips細胞の山中教授は「プレゼンテーションには絶対の自信がある」
んだそうです。
かつて彼が「京都賞」という賞を受賞なさった際のスピーチを
拝聴したことがありますが、
理系のまじめな難しいお話を予想していたのに反して
「面白い!」
自分が柔道をやっていたこと、
お父様のご病気をきっかけに医学を心がけたこと
今後の研究についてなど
ある意味そんなにスペシャルな話ではないんですが
(受賞スピーチなんでね)
聞いた方はみんな山中ファンになったんじゃないかと
思える魅力がありました。
ユーモアがあり
優しく「語りかける」
そして相手に(観客を意識して)応じて話し(方)を変える
専門用語を使わない。
でもってこれ、
ちゃんとトレーニングされてるんですね。
以下引用(産経新聞 7月13日)
プレゼン術は、米サンフランシスコ留学中の90年代、
徹底してたたきこまれた。発表の様子をビデオで撮影し
身振り手振りに至るまで激しく指導された。
「発表の機会を得られたら、誰であろうが、会場の誰もが
注目してくれる。その瞬間を一世一代のチャンスとして
生かさなければならない」という信念があるそうです。
新聞にもありましたが日本古来からの
「阿吽の呼吸」とか
「いいものは黙っていても売れる」という発想が
今もまだどこかで残っている。
「奥ゆかしい」という本来は美徳であるはずの国民性が
グローバライズ(この単語あまり好きじゃないけど)された今、
実は弊害にすらなっていることもあるんですよね。
でも、
だからと言って、
みんながみんな
アップルのあの方にならなくても・・・と
ついひねくれモノの私は思ってしまうのです。
確かに、彼のプレゼンはすばらしい。
スタンフォード大のお話は涙出るし
勇気ももらえる。
彼のプレゼンがなかったらiphoneがあそこまで売れなかった・・・
かもしれない。
でも彼は彼であって
彼以上に彼らしいスピーチはできない。
学ぶべき、盗むべきは細かいテクニックではあるけれど
言葉とかしぐさとか表情とか
スピードとか声の出し方は
やっぱり
自分にあったものを模索するしかないのでは。
山中さんのすごいのは
「山中さんてこんな人なんだろうなあ」と
そのお人柄がそのスピーチからにじみ出るところ。
もちろん、発表術は完璧なアメリカ仕込かもしれないけれど
決して「アメリカンだなぁ」とは思わない。(当たり前か)
こんな日本人がいて誇りに思う!
そんな風に思わせてくれる方です。
これからの日本人は英語でがんがんプレゼンしなくちゃいけなくなってきますね。
なんとか若い段階から、たとえば小学校高学年から
人前で話す、
意見を持つ、
そんな教育ができればいいのになあと思います。
英語はある意味プレゼンに向いてると思うので
(外国人でも・・・という意味で)
中身さえしっかりしていて
話す姿勢や
メンタリティーという土台が小さいころから
築きあげてさえいれば、
言葉は後からついてくると思うんです。
英語ではシャープに短く、端的にプレゼンすることが
好まれますから
決して難しい単語を使わなくてもいい。
自分の日本人であるという文化背景をうまく利用すれば
ジョークのひとつやふたつ必ず出てくる。
(以前お話した英⑤レンジャーのレッドーカリスマ先生ーが言ってましたが
「日本人は自己紹介から面白くない。
とりあえず
My Father's Samurai, My Mother's Ninja
...位言っておけば
まず笑いがとれる、そのくらい単純に考えていいんだ」)
そうすればアクセントだって魅力になるしね。
だってジローラモさんが完璧な日本語しゃべっても魅力半減。
あのイターリアな雰囲気が日本語からもにじみ出るからこそ
素敵だったりするし、説得力があったりするでしょ!
声やアクセントは個性であり武器!そして中身を強固にするには「インプット」が必要になるわけで
(スピーチが薄っぺらくならないためにも、
聞いてくれる人がひとつでも「ほー!がってん!」と思ってくれるためにも)
ネタの収集、それに対しての自分の意見。
自分の意見を裏付けるさらなる情報を
常にアンテナを張り巡らして吸収していかなくちゃいけない。
小学生にはやっぱりテーマを与えるのがいいのかなと思います。
普段「日記」という宿題が出るけれど
それじゃあ内容は同じになりがち(賢い一部の子を除けば)
もう少し具体的に
「一番おいしかった晩御飯」とか
「雨の日を楽しく過ごす方法」とか
「何をして一番親におこられた」とか
誰もが体験するだろうけれど、
きっとみんな違うというそんなテーマを掲げてみれば
頭使うし、人の話も聞くし、聞いた後考えるし・・・。
中学レベルになったら
今度は簡単な英語でいいからそういったテーマをあたえた
スピーチをさせる。
時事問題なんてどうせインターネットコピーして終わるから
「好きなこと」をテーマに
「憧れの人」とか
「好きな曲」とか
「いってみたい国」とか
「なりたい職業」とか
ベタだけど
情熱を持ちそうな、そんなテーマで1分のスピーチを作成させる。
そして発表。
先生も楽しいんじゃないかと思います。
私も子供たちの本音、聞いてみたい。
もっとも、
こんな事、教育現場ではすでに実践されてるでしょうし、
子供がたくさんいたり
カリキュラムや受験とかいろいろあって
先生方も今は本当に大変なんだろうなぁ。
英語教育ってつくづく難しい・・・・
子供を持ってみていろいろ考える母
Greenvaleであります。
理想論だということはわかって上でではありますが
前回のブログで書いた「負けない日本人」てのは
実は
そういうことで
自分が不得意であるからこそ
(英語がそこそこできるのにね)
自分がまたイチから学んで
これからの人たちに、世界で通用するような
プレゼン力、
魅力的は個性を
身に着けてもらえたらいいな・・・
と思っています。
そのためには自分がまずがんばらないと。
暗記するんじゃなくて
内容を頭にいれて、
普段使う言葉で
話す。
でも事前に練習はしっかりする。
後悔しないように
毎回の放送が一回の生放送であるように
その放送を聴いてくれる人にしっかり
伝わるように、
その人の時間を無駄にしないように
がんばって伝えていこうと思います。
よくわかんない内容になりましたが、
今朝の新聞読んで
そんな風に思いました。
新聞にはプレゼン達人の「言葉」も紹介されてました。
いくつか抜粋:
Never give in,
Never, Never, Never (チャーチル英・首相)
Small Things with Great Love (マザーテレサ)
An Eye for and Eye makes the whole world blind
(ガンディー)
Impossible n'est pas Francais (ナポレオン)
(Impossible isn't French)
Try noto to become a man of success,
but rather to become a man of value (アインシュタイン)
おなじみ
Stay hungry, Stay foolish (アップルのおじさん)
そしてわれらが山中教授
「本当のイノベーションは未知の領域でしかみつからない」英語、簡単ですよね。
英語は難しくない。
難しいのは伝えたいことをみつけること。
でも実はそれは絶対に
自分のどこかに存在する。
それをひっぱりだすのに努力と忍耐がいるんだよね。
でもね、Adidasも言ってるよ。
Impossible is Nothing.関係ないけど
もうすぐオリンピック!
スポーツおたくな我が家は時差ぼけボケになりそうです。
みんなみんながんばれ!!
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