活字ハーレム
- 2012/01/21
- 08:51
寒い、寒い、寒い。
夏は暑い、暑い、暑いと言ってたような。
外国人は「日本人は何故いつも
Japan has four seasonsと説明するのか?」と
言うけど、ここまで四季がくっきりはっきりしていると
主張もしたくなるだろうよ・・・
と反論したくなるGreenvale
でございます。
最近、余りにも寒いので電車から降りるとつい
本屋で暖をとってしまいます・・・。
寄ってしまうと買ってしまいたくなるのが
世の常でして。
女子にあるまじき物欲の無さを持ち合わせている(?矛盾?)
Greenvaleではありますが
本だけはついつい手が伸びる。
最近はばたばたしていて(走ってただけだけど)
なかなか読書できなかったので
本は買うばかりの「積ん読」が続いていました。
ようやく少しずつ積み上げた本のタワーが低くなってきました。
でも、「面白そう!」と思って買った本たちに
囲まれるのって幸せ。
なんでしょう、
ホストクラブでかっこいい子たちに囲まれて
これからちやほや口説かれるわくわく感に似ている・・・
(ってお酒も独りで十二分に楽しめるGreenvaleが
そう、このケチな守銭奴が、ホストクラブに行くわけもなく、
ただひたすら妄想してるだけですが・・・)
時には見た目だけで裏切られてしまう事もあったりして。
というわけで今日は囲まれてる
(もしくは読んでる途中)の
恋人たち
を紹介します。
50前にして未だ超ロッカーな先輩の次なるつぶやきで
思わず買ったのが
「性欲に惑わされる現代社会を巧みに切り取った群像劇。
登場人物ごとの失敗談を収斂させる構成力に感心。」だそうです。
それぞれのチャプターに出てくる登場人物が
どんどんリンクしていくという
まあ珍しくもない手法ではあるんだけど
クレバー。
最後の最後でタイトル「ララピポ」の
意味が明らかになるシーンが私は好きでした。
ついつい「ララピポ」って口ずさんでしまいます。
すごく「渋谷」っぽかったし。
でも、性描写はかなり露骨なので
苦手な方にはお薦めしませんが、
読後感は悪くなく、
なんだかやるせない感じ、
普通の?人々の「やっちまった」感が
妙に切なくて、
奥田さんの「邪魔」
よりはずっとある意味
「よかった」。
邪魔はしんどかったです。
「えー・・・そこまで・・・」
まさに「邪魔」という感情の行きつく果てという
エンディングが私にはきつかったです。
そういう意味では(どういう意味か?)
R18な点とか、普通の人の情けなさとか、
オムニバスな構成とかですごく似てる!
と思ったのが
この作家さんの初の小説ということもあり
大変話題になりましたよね。
映画化もされるとか。
一体誰が主人公の僕をやるんだろう・・・。
配役はかなり気になります。
それにしても奥田さんって不思議な作家さんですよね。
「空中ブランコ」が直木賞をとった時に
単行本を(ええ私が)買って読んでみて
余りにもあっという間に終わってしまったので
「えー元とれてない!」と思った記憶が・・・。
さらっと読めるけど、読んだ後に
じわじわと色々世の中の不条理(って程でもないけど)が
体に染みてくる・・・気がします。
「さらっと・どきっと」系で
私が大好きな作家さんは
瀬尾まいこさん
ただなんとなく読んだのが
たんたんとした日常(ま、変わってはいるんだけど)していて
突然????
まさか!という事が起きて
本当に心臓がばくばくする位大ショックを受けます。
私の本友二人が泣きました。
もちろん私も。
号泣。
でも、そういうこと(読んでない方のために申し上げませんが)は
突然起きるんだよな、と読み終わってから思いました。
読書好きとしてはたまたま
「夢十夜」が出てくることもあって
はとても気に入りました。
でも「人生」を考えたのが
働いてる人達(女性は特に)主人公に共感してしまうんじゃないかな。
私も3年位前に具合悪くなった時の精神状態が
本当に「そうそうそう」と思う位
はっきり、文字になっていて
むちゃくちゃ共感した覚えがあります・・・。
やさしい、やさしい文章なのに
なんだかふかーい。
いとおしい作家さんです。
今とっておきなのが
東京と関西という広い!舞台とか
男の子が主人公とか
ちょっといつもの瀬尾さんぽくないのかな?と
思ったりしてますが、わくわく。
他わくわくは
英国人本友からの大推薦。
ピューリッツアーとってるし、
間違いないとは思いますが。
「She's got stlye」と(本友小説家志望のライターなので文章にはうるさい)
言わせるおしゃれ感が楽しみです。
元パンクロッカーの音楽業界えらいさんオヤジと
彼の元で働く「ちょっと色々抱えてる」「情熱的な」女の子の話で
それぞれの章がその時代の曲をBGMに
書かれてる・・・・とか何とか。
その他に今マイブームな
「スマートグリッド」
そしてそれをとりまく新・ビジネスモデル
さらに、停滞する日本経済再生のヒントを与える!?
IT時代後のエネルギー革命時代への指南書
Youtube のように一般ピープルが自由に
情報を使いこなすがごとく
エネルギーも人々が自由に使いこなすという
Youenergy時代・・・到来してほしい!
難しいだけに(そしてやたらメモとってるだけに)
なかなか進みませんが、
久々にintellectually stimulating的興奮を
覚えている本です。
最後まで読み切れるといいな…(笑)
と、そんなこんなでハーフマラソン大会終了後の
寒い毎日、そしてもうすぐ花粉が飛びだすと
完全に引きこもり状態になるGreenvaleとしては
これら愛しい恋人たちに囲まれて
無茶苦茶 カ・イ・カ・ン
まだまだ後4冊くらいかわいい子たちが
待っている。
るん♡
夏は暑い、暑い、暑いと言ってたような。
外国人は「日本人は何故いつも
Japan has four seasonsと説明するのか?」と
言うけど、ここまで四季がくっきりはっきりしていると
主張もしたくなるだろうよ・・・
と反論したくなるGreenvale
でございます。
最近、余りにも寒いので電車から降りるとつい
本屋で暖をとってしまいます・・・。
寄ってしまうと買ってしまいたくなるのが
世の常でして。
女子にあるまじき物欲の無さを持ち合わせている(?矛盾?)
Greenvaleではありますが
本だけはついつい手が伸びる。
最近はばたばたしていて(走ってただけだけど)
なかなか読書できなかったので
本は買うばかりの「積ん読」が続いていました。
ようやく少しずつ積み上げた本のタワーが低くなってきました。
でも、「面白そう!」と思って買った本たちに
囲まれるのって幸せ。
なんでしょう、
ホストクラブでかっこいい子たちに囲まれて
これからちやほや口説かれるわくわく感に似ている・・・
(ってお酒も独りで十二分に楽しめるGreenvaleが
そう、このケチな守銭奴が、ホストクラブに行くわけもなく、
ただひたすら妄想してるだけですが・・・)
時には見た目だけで裏切られてしまう事もあったりして。
というわけで今日は囲まれてる
(もしくは読んでる途中)の
恋人たち
を紹介します。
50前にして未だ超ロッカーな先輩の次なるつぶやきで
思わず買ったのが
![]() | ララピポ (幻冬舎文庫) (2008/08) 奥田 英朗 商品詳細を見る |
「性欲に惑わされる現代社会を巧みに切り取った群像劇。
登場人物ごとの失敗談を収斂させる構成力に感心。」だそうです。
それぞれのチャプターに出てくる登場人物が
どんどんリンクしていくという
まあ珍しくもない手法ではあるんだけど
クレバー。
最後の最後でタイトル「ララピポ」の
意味が明らかになるシーンが私は好きでした。
ついつい「ララピポ」って口ずさんでしまいます。
すごく「渋谷」っぽかったし。
でも、性描写はかなり露骨なので
苦手な方にはお薦めしませんが、
読後感は悪くなく、
なんだかやるせない感じ、
普通の?人々の「やっちまった」感が
妙に切なくて、
奥田さんの「邪魔」
![]() | 邪魔 (2001/04) 奥田 英朗 商品詳細を見る |
よりはずっとある意味
「よかった」。
邪魔はしんどかったです。
「えー・・・そこまで・・・」
まさに「邪魔」という感情の行きつく果てという
エンディングが私にはきつかったです。
そういう意味では(どういう意味か?)
R18な点とか、普通の人の情けなさとか、
オムニバスな構成とかですごく似てる!
と思ったのが
![]() | ふがいない僕は空を見た (2010/07) 窪 美澄 商品詳細を見る |
この作家さんの初の小説ということもあり
大変話題になりましたよね。
映画化もされるとか。
一体誰が主人公の僕をやるんだろう・・・。
配役はかなり気になります。
それにしても奥田さんって不思議な作家さんですよね。
「空中ブランコ」が直木賞をとった時に
単行本を(ええ私が)買って読んでみて
余りにもあっという間に終わってしまったので
「えー元とれてない!」と思った記憶が・・・。
さらっと読めるけど、読んだ後に
じわじわと色々世の中の不条理(って程でもないけど)が
体に染みてくる・・・気がします。
「さらっと・どきっと」系で
私が大好きな作家さんは
瀬尾まいこさん
ただなんとなく読んだのが
![]() | 幸福な食卓 (講談社文庫) (2007/06/15) 瀬尾 まいこ 商品詳細を見る |
たんたんとした日常(ま、変わってはいるんだけど)していて
突然????
まさか!という事が起きて
本当に心臓がばくばくする位大ショックを受けます。
私の本友二人が泣きました。
もちろん私も。
号泣。
でも、そういうこと(読んでない方のために申し上げませんが)は
突然起きるんだよな、と読み終わってから思いました。
読書好きとしてはたまたま
「夢十夜」が出てくることもあって
![]() | 図書館の神様 (ちくま文庫) (2009/07/08) 瀬尾 まいこ 商品詳細を見る |
はとても気に入りました。
でも「人生」を考えたのが
![]() | 天国はまだ遠く (新潮文庫) (2006/10) 瀬尾 まいこ 商品詳細を見る |
働いてる人達(女性は特に)主人公に共感してしまうんじゃないかな。
私も3年位前に具合悪くなった時の精神状態が
本当に「そうそうそう」と思う位
はっきり、文字になっていて
むちゃくちゃ共感した覚えがあります・・・。
やさしい、やさしい文章なのに
なんだかふかーい。
いとおしい作家さんです。
今とっておきなのが
![]() | 戸村飯店 青春100連発 (文春文庫) (2012/01/04) 瀬尾 まいこ 商品詳細を見る |
東京と関西という広い!舞台とか
男の子が主人公とか
ちょっといつもの瀬尾さんぽくないのかな?と
思ったりしてますが、わくわく。
他わくわくは
![]() | A Visit from the Goon Squad (2011/03/22) Jennifer Egan 商品詳細を見る |
英国人本友からの大推薦。
ピューリッツアーとってるし、
間違いないとは思いますが。
「She's got stlye」と(本友小説家志望のライターなので文章にはうるさい)
言わせるおしゃれ感が楽しみです。
元パンクロッカーの音楽業界えらいさんオヤジと
彼の元で働く「ちょっと色々抱えてる」「情熱的な」女の子の話で
それぞれの章がその時代の曲をBGMに
書かれてる・・・・とか何とか。
その他に今マイブームな
「スマートグリッド」
そしてそれをとりまく新・ビジネスモデル
さらに、停滞する日本経済再生のヒントを与える!?
IT時代後のエネルギー革命時代への指南書
![]() | スマートグリッド革命――エネルギー・ウェブの時代 (2010/06/24) 加藤 敏春 商品詳細を見る |
Youtube のように一般ピープルが自由に
情報を使いこなすがごとく
エネルギーも人々が自由に使いこなすという
Youenergy時代・・・到来してほしい!
難しいだけに(そしてやたらメモとってるだけに)
なかなか進みませんが、
久々にintellectually stimulating的興奮を
覚えている本です。
最後まで読み切れるといいな…(笑)
と、そんなこんなでハーフマラソン大会終了後の
寒い毎日、そしてもうすぐ花粉が飛びだすと
完全に引きこもり状態になるGreenvaleとしては
これら愛しい恋人たちに囲まれて
無茶苦茶 カ・イ・カ・ン
まだまだ後4冊くらいかわいい子たちが
待っている。
るん♡
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