神様はいる....かもしれない

実は来年度からは今までとは全然違うアルバイトをやろうと密かに考えていました。
パン屋さんでのアルバイトです。

ものすごく美味しいパン屋で食べるたびに幸せになる天然酵母パン。
常にスタッフ募集の張り紙があって
実際ものすごい行列ができる人気店なので
密かにここで働いてみたいなぁって思っていました。

パン屋って残り物翌日売れないから
働いている人はもらえるか安く買えるかするよね・・・っていうかなり現実的な欲望も
あるっちゃあるんですが笑。

もう一つの理由は
ここ２年ですっかり自信無くしたってのもあって。
とある「偉い」（と一般的にはされる）職種の人に自分のやってきたこと否定された
（気がして）
もういいか・・って思ったからです。

これからもやり続ける意味があるんだろうかって
思ってしまっていました。
コロナで、今まで対面だった仕事がなくなり
出張もなくて引きこもっていたのもあるけど。

そしたらなぜか突然仕事が入ってきました。
ナレーションとか出張授業とか個人レッスンとか試験官とか。
本当に突然。司会の打診まで。

正直、嬉しいより戸惑いが大きかったです。
え？って思いました。

でも、「できないと思ったら発注はこない」というのが信条なので
お引き受けしています。
きっとできると思ってるから依頼して下さっている。
それに応えるのがプロなので。

５２歳になってもうメディアの仕事も朗読仕事も潮時かなぁなんて
歳のせいにしていたんですけど
私の声や朗読を気に入ってくださる人がいる。
そんなありがたすぎる事実にはっとしました。

まだやれるんじゃないか？
自分から引退しなくていいんじゃないか？
発注がゼロになるまで望まれたら精一杯がんばればいいんじゃないか。
役に立てるなら役に立てばいいじゃないか。

同情じゃない発注は、「まだやれる」っていう証明書みたいなもので。
少なくともやれる挑戦権は頂けてるので
精一杯がんばってクライアントさんが喜んでくれる仕事をしよう。

今日ナレーションをして
「悪くない」って客観的に思える読みができた。
ディレクションが良かったってのもあるけれど。
何よりとても楽しかった、達成感と満足感で帰り道ウキウキした。
思わず高級食パンとワインと生ハムまで買ってしまうほどに。

承認欲求が満たされたって言われたらそれまでだけど
望まれるってありがたい。

きっと神様が「もすこしがんばったら？」って言ってくれてるんだと思う。
だから努力して今の自分のベストを尽くします。

神様、ありがとう。
お仕事発注して下さる皆様
WSに参加して下さる皆様
本当に本当にありがとうございます。