仕事がらやたら喋ってばかりいるせいでしょうか、
お昼休みは結構文庫本と二人ボッチが多い
Greenvaleでございます。
最近は頂いた落語CDをipodに入れて社食に行ったりして。
傍目には相当暗い感じですね。
その割にくすっと笑ったりして・・・。
怪しい。以後気をつけます。
「多読系・本好き」のため、一度に数冊並行して読みます。
色んなところに配置しています。
寝室ベッド脇に一冊、
居間ソファ横に一冊、
通勤かばんに一冊、
会社の引き出し一冊。
分裂気味になりそうですが、今回は短編が多いせいか
いい感じです。
<寝室ベッド脇>ここには大抵大物がきます。寝る前に読むので・・・。
今回はこれ。(相当な長編です)
イギリス人の本友(ホントモ=本好きでつながってる友人のこと
私の場合長いお付き合いが続いてる友人は大抵本友です。)
お薦めの一冊です。
ピュリッツアーも受賞してるし
Oprahも絶賛!(らしい)
「女の子として生まれたけど、実は男のこだった!」という
かなりヘビーなテーマですが文章は美しい。
ぐいぐい惹きこまれています。
日本語にも訳されてると思いますが邦題知らず。悪しからず。
<居間ソファ脇>こないだのThe Importance of being Earnest の流れで
Wilde マイ・ブーム目下継続中。
これは朗読の練習用に読んでいます。
古い時代の英語ですが、童話なので簡単。
(小泉八雲と時代が似てるせいか、英語の雰囲気も似てる気が・・・)
昨晩The Selfish Giantを声を出して読んでいて
最後の方で(話を忘れていたので)
ちょっと鳥肌が立ちました・・・。
特に、日本語訳はどう訳されてるんでしょうか?
最後の二人の会話の英語の独特さ。崇高さ。
これは一体どう声に出せばいいのか・・・。
うなりました。
詩的な表現たっぷりで、Giantの声さえしっくりくれば
絶対読みたい!と思う作品です・・・。
(著作権フリーだしね)
英語が続きましたが・・・残りは日本語
<通勤かばん>なんでこの本が入っていたのかわかりませんが
寂聴様の御言葉を車内で堪能。
こう言っちゃなんですが、ありがたいというより、
面白いのです。悩める子羊達が寂庵(?)を訪れ、悩みを打ち明け、
先生が説法する・・・という展開ですが、
やたら脱線するんです。
いい感じに。
ちなみに
「不倫してむなしいんです・・・」という悩みの章は
「今の時代の不倫のように手軽で遊び半分では
美しさも詩も感じられませんね」と結ばれてます。
そもそもその答えで子羊が納得したかどうかもわからないだけでなく、
その章の大半は
不倫の日本の文化(をイブニングの背中の開き具合と比べたり
=外国人と比べてしっくりこない。不倫も歴史が浅い)
とか、
作家の不倫事件簿
(北原白秋とか有島郎とか)
にページが割かれております。
不倫も作品には必要と言わんばかりの
白秋の詩の紹介とか、
挙句の果てには(すいません・・・)
姦通罪の不名誉もこんな歌が生まれたら
つぐなわれたって気がしませんか。なんてことまでおっしゃる。
え?不倫は文化?(冗談です)
それにしてもこの本をまさか文学史として楽しめるとは!
「孤独をどう生ききる」、のかまだ私には答えが見えてきませんが
大変楽しませて頂いてます。
合掌。
そして今日社食で食べてたけんちんうどんを
思わず噴き出しそうになったのが
<会社の引き出し>に入ってたこの一冊。
シュール!!天才だとは勿論存じ上げておりましたが
なんとなく手に取ることがなく、
ほとんど読んだ事がありませんでした。
(私の読書は大変偏っているのです・・・)
しかし。
シュール!たまりません。
ちなみに噴き出しそうになったのが
「家出のすすめ 抄」(最後ね)
真面目な話も真剣になりすぎると滑稽。
というか
シュール!あの有名な
「サザエさんの性生活」
も久々に読み直して(「家出の・・・」の続きだったので)
笑いながらも、ふむふむと考え込んでみたり・・・
大変充実?した昼休みとなりました。
今回の本たち並べてみると
オスカーワイルドの生きざまも含め
テーマに共通点が!?
皆さまにとっても
素敵な読書の秋でありますように・・・。
Jude Law 様こんなところにも!
(写真はStephen Fry)
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