寒くなってまいりました。
ご無沙汰しておりました
Greenvale でございます。
足を捻挫して走れなくなってしまいすっかりブログも滞りました・・・。
おかげさまで、
ようやく大会一か月前にしてトレーニングを復活できそうで
ブログも書けるような心境に・・・って
足でパソコン打っとんのかい!と言われそうですね。
実は足首をかばっていたら右ふくらはぎが痛くなって、
背中がつって右半身かばったら今度は左肩が強烈に凝る・・・
という筋肉痛ドミノ倒しみたいなってしまっていて
とてもとても家でパソコンを開く気になれませんでした。
さて、最近ワークショップに通っていたのは
お伝えした通りですが、
その後、
舞台プロデューサーさんとか
声優さんとかとお話することがあり
声帯 がいかに敏感か、
という事について別々の機会ながら
偶然盛り上がることがありました。
声って皆さんご存じの通り声帯を震わせて出るわけですが、
低い声と高い声、どっちが出す時楽かご存じですか?
案外
高い声 って思う方多いのでは?
答えは低い声なんです。
筋肉を使わないと声帯は動かず、低い音を出す筋肉の方が力がいる(そうなんですね)
おばあさんとかの電話の声が高いのは
もう低いレンジを出す筋肉が上手く作動しないから
出せないから、なんだそうな。
(低い音域が聞こえてこない。)
でもって、声をつぶした時。
声帯のカメラ(胃カメラみたいなの?)見るとわかるそうですが、
声帯って自分が声を出す、という時以外でも反応するって
ご存じでしたか?
声がでない時は
「声を出さない」 のが
鉄則ではありますが、
実はプロの方はもっともっとやらないことがあります。
それは
「音楽を聞かない」「台本を読まない」 下手するとくらーいくらーい部屋でじーーーーーーーっと
してるそうです。
なぜなら、声帯は音を聞いても、なんと文字を見ても
「反応」しちゃうんです!!だから声をつぶした方はとにかくじっとしてましょう・・・。
という前説。
あ、後一つ言われたのが、
声を出す練習をする際、横になってお腹に手をあてて
声を出す、という割とよく見るトレーニング方法・・・。
意味ないそうです! 声は前に投げる、遠くに届かせる、をイメージして、
座ってる場合は、椅子にこしかけて、
足をちゃんと地面につけて
机からはげんこつ2つくらい離して
お尻に力入れるイメージで声を出すと
「腹から声が出る」 んだと。
朗読とか原稿を読む場合はそうなんでしょうかね。
舞台の方とはちょっとやり方が違うんでしょうかね~。
でも
腹式呼吸 って言われても
よくわからない人多いですよね。
私も下っ腹を突き出したりへこましたりするのが
腹式呼吸だと思ってた時ありました。
大昔トレーニングに行った際イギリス人の先生に言われたのが
open up your lower rib cage!というお言葉。
つまり肋骨の下の部分を広げるイメージ。
そうすると、
たしかに、空気はぐっと下の方に入り、
先ほど言ったように「お尻に」力が入ります。
実際ボイストレーニングって千差万別で
どれがベストって言えないそうです。
声帯があれほどデリケートということと
声紋という位、人それぞれまるで違うモノなので
一律同じように訓練はできないそうです。
それでも一応相当支持されてるのが
私もまだ買ったばかりで効果の程はわかりませんが
朗読の先生は「なかなかいい」との評価。
ただし、どうもその中には
「私のいないところで 独りでこの方法試さないで下さい。危険です」 という一文があるとか・・・。
(昔のホラー映画のコピーみたいですね)
べらんめぇな先生は
「じゃ駄目じゃねえか」 と本を投げ出したとか投げ出さなかったとか・・・。
日本の出版元の方に言わせると
「ちょっとちがうのよぉ~」 だそうで(そうあって欲しいもんです)
読んでみないとわからないということでしょうか。
一体どんなすごいヴォイストレーニングなのか?。
ものすごく気になる! 実はこれ、先生と販売元がグルの
新手の販促 だったりして・・・!?
(なわけないですが)
本が手元に着たら、必ずや(気を付けて)実践してみますね!
くわばらくわばら・・・。
って書きたかった事は これではないのだ~!! 言いたい事、それは:
The Importance of being Earnest. ご存じ、これは演劇のタイトル(10年前ロンドンでふらりと入った劇場でやってました。
とても面白かった。
日本語では「真面目が肝心」と言うらしいですが、
折角だからこのEarnestが「誠実さ」「まじめさ」と同時に
「人の名前(スペルは違うけど
Ernest )」
だってところに注目した訳にしてくれればいいのに!と思ってしまいます。
(それがお話の肝なわけだし)
例えば・・・
「誠(まこと)でなくっちゃ」 とか?。
最近お会いした
古典演劇のえらーい俳優さん、
テレビ、舞台演出の重鎮、
超ベテランの声優さん
皆さんがおっしゃったのが
「素直に聞くことが一番大事」 誰しも初心者の頃は「はい、はい」と上の人の指導を
すんなり聞きいれて、取り入れて、マネする事ができるけれど、
少し上手になってくると、
ちょっと批判されたり、厳しいアドバイスをもらうと
理屈をつけてできない理由をいいわけしたり、
「自分はそう解釈してない」とか
こまっしゃくれたことを言って反発したり・・・
そんな時期が出てきてしまう。
でも、そんなのは上の人はお見通し。
どんなに上手な人でも「人のアドバイス、意見は素直に聞く」
「違うな、と思ってもとりあえず聞く」
やってみて、やってみせて、違う、と形で反論できない
もしくは絶対的な論理で相手を論破できない限り
最初から突っぱねていては
絶対に上達しない!という事を皆さん
同様におっしゃっていました。
確かに「言われた通り」に動けないと、
演出家にとってはただの「できない奴」だし
CMナレーションをつけようとしてるディレクターにとっては
「この声はつかえない」になるし、
自分の声の幅も、技術も演技力にも自分で
歯止めを付けてしまうって事なんですってね。
実際その古典芸能の超大物は
「自分がここまできたのは人の言うことを 素直にきいてきたからでしょうね」 とさらりとおっしゃってました。
かっこいい!! 「初心忘るべからず」 と言いますが、
ある一説によると(朗読の先生の話によると)
元は山伏が山で修業をつんで里に下りて着た時、
一番強い力を宿していたのが「最初の頃」だったそうです。
初心を忘れてはいけない。
とはつまり、一番力が漲っていたその頃の気持ち、自身の姿を
忘れるなということらしいです。
確かに一番最初に何かに惚れた時のエネルギーたるや
すごいですもんですよね。
DVDはこちら。
ものすごい豪華ラインアップ!
王様のスピーチのColin Firth,
かつてマドンナとかとも共演した
役に当たり外れはあるけれど個人的には大好きな
Rupert Everett,
そしてどどんと
Dame Judi Dench
英語もなかなかの超高級アッパーであること間違いなし。
この舞台を観た時、自分はロンドンで研修中。
この研修も前の年に自費でロンドンに行ってBBCのドアを叩いて
「研修させて!」とお願いした、そんな経緯がありました。
上手くなりたい、本場で本物に習いたい、その一心でした。
その時の気持ち、今ちょっと蘇ってきたかも・・・。
人に何かを教えるという立場になった今、
そういう熱い気持ちも伝えられるといいなぁ・・・なんて
思ったりしたりして・・・。
ながながと失礼しました!
また今度気持ちこめて声アップしまーす!
See you soon!
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