Mission とPasssion と
- 2017/10/04
- 16:53
なんと!10月。
もう年末じゃあないですか。
というと大袈裟ですが、そんな気がしますよね。
ある年齢を超えてからほんと毎年転がり落ちるように
一年があっという間にすぎていきます。
こちらの写真、話が前後するのですが9月23日に行った
「英語で聞く芥川龍之介」のRODOKU LIVEの時の記念撮影。
実は写真撮りますよー!での写真撮影がとても苦手でついつい
撮らず終いになることが多いので、今回はスタート時にカメラマンさんに
お願いしました。
今回は横笛(雅楽・能楽)の佐藤健さんにも参加頂き
不気味な羅生門の世界を描いて頂きました。
右隣はジャズピアニストの池田みどりさん。
「蜜柑」思った以上に果汁が濃く?!(インプロが多いので実際聞くまでどうなるか
わからないことが!) 立派すぎるエンディングでございました(笑)
ジャズの世界は奥が深い♪
今回の蜜柑、朗読前にクイズ?出したんですよね。
主人公は列車のどこにどのように座っていたか?
女の子はどこから入りどこに座ったか?
移動した先はどこ?
プラットフォームはどっち側?
進行方向は?
それを聞きながら考えると自分たちも列車に一緒に乗っているように
感じられて面白いんですよ。
よーく話を読むとちゃんと理論的に説明がつく座席配置になるんです。
ご興味ある方は青空文庫の「蜜柑」を読んでくださいね。
もっといいのは青谷の朗読CDを買っていただく!(あはは)
http://yukoaotani.jpのWORKSに詳細あり。
問い合わせページからお申込みくださいませ!
おかげ様で朗読Liveも少しずつ回数を重ねることができて
漫談と朗読とという謎な形式も定着してきました。
「全然眠くなりませんでした!」という朗読界ではある意味
最大の褒め言葉(!)も頂けるようになり、、、
顔芸と漫談のなせる技だと。
次回は春ごろ3周年記念ライブで念願の「耳なし芳一」を琵琶演奏とともに
読みたいなぁと思っています。
面白いですよ、きっと♪
琵琶って激しくて派手でかっこいいので楽しみです。
で、前回お伝えすると申し上げた
青谷のMISSIONとPASSIONと
(いとしさとせつなさと心強さ)ですが
ライブの一週間前 またまたまたまたまた (今年6回目?)
都の西北にまいりまして、W大学での学会トークをさせて頂いた時のお話です。
これはTALK (田辺英語教育学研究会)という学会で、
敬愛する松阪ヒロシ先生をはじめ(こんなに品があってユーモアがあって心が広くて
英語も米語ももちろん日本語も完璧に使いこなせる方は
日本にほとんどいらっしゃらないのではないかというグレートな方です)
RODOKU同志のK先生がいたり(ツイッター上ではtakeondo先生としてゆーめー)
する団体で、お招き頂いたんです。
(写真は「夢十夜」朗読しているところですが・・・)
で、そこで、英語朗読について、NHK時代のことについて、子供時代の英国生活について
「耳の記憶」=心に残る言葉その影響などについてお話しました。
英語で。
ロンドン時代は何故かショックだったことばかりが耳の記憶として残ってるんですよね。
「イランとイラクどっちが勝ってほしい?」(小学校同級生の質問ー戦争してたので・・・)
「No buts No cuts, stop the education cuts!」
小学生同級生が主催した校内デモのスローガン
「Argentina ,Argentina, What's it like to lose a war?」
中学校同級生4.50名がスクルーバスの中で歌ったフォークランド戦争チャント
そりゃ心に残るわな、と思うでしょ。
そんな話の前にしたのが
「こういった講義をすると必ず聞かれる質問があります、なんでしょう?」
というクイズ。
後から聞かれるのが面倒だったので(笑)先に・・・
それは「なぜNHKをやめたの?」という質問です。
毎回、必ず、聞かれる。
まあねぇ。
つぶれない会社で、安定してて、給料しっかり出て、しかもアナウンサーまでやらせてもらって
why the hell would you quit?
聞きたくもなりますわな。
その答えがMISSIONとPASSION
(恋しさと切なさと心強さ・・・はもういい)
なわけです。
簡単に言うと、Missionは
英語アナウンサーになって23年ニュースを読んだりインタビューしたり
リポートしたおかげで英語力、表現力がずいぶんと身についた。
帰国子女のおねーちゃん英語から大人の英語に成長できた。
これはすごいことだ!ぜひともみなさんにシェアしたい!
これから世界で活躍する人たちへ何かお役にたちたい!という
気持ちですね。
色々な英語勉強法がある中の一つに過ぎないのですが、
私には効果的だったし、英語だけじゃなくていろいろなジャンルの原稿を
読んだり調べたりすることで知的好奇心を養うこともできて
なかなか普段お勉強することのない自分がなんとか社会人を23年もやってこられたのは
日々「読んで」きたからなんだなと思ったんです。
子供たちが英語を勉強するようになって
うちの子たちは帰国子女でもなんでもないので
やっぱり苦労しているわけです。
そんな子たちを教える先生は実はもっともっと大変だろうなと・・・
そんな先生方のお手伝いもできればいいなぁというのも
Missionの一つです。
一方Passion。
そのまんまですね、情熱。
RODOKUへの愛!
やはりライフワークだ!と思ってしまったので
それを極めたいというのがNHKをやめた理由です。
ニュースキャスターでしたから仕事的には朗読は二の次、三の次で
どんどん忙しくなっていく中、朗読番組をあきらめないといけなくなり
あきらめるのか?と自問した時に
あきらめるのはニュース・・・になってしまったんですね。
優秀なニュースキャスターはNHKにたくさんいるので
別に私でなくてもいいわけです。
でも英語朗読する人って・・・いない。
やりたい人も多分私くらいしか・・・いない。
いいじゃないか「好き」があればきっとなんとかなる!
(とかいいながら退職を決めてから四、五年はものすごい勢いで倹約して
貯金に励みましたが・・・)
そして今に至る。
後悔してませんか?
はっきり聞く人もいます(英語で講演するとわりとずばりきかれます)。
うれしいことに
一秒も後悔していません。
むしろ朗読愛が日に日に強くなってしまい、
ちゃんとビジネスというか生活というかそっちは大丈夫か?っていうくらい。
朗読と家族 というなんというかやや引きこもり気味な日々になっています。
朗読しているときが楽しい。.
そんな毎日です。
朗読を教えるなんておこがましいんですが、
英語朗読がいかに楽しいか、ということはこれからもお伝えして
お仲間が増えたらいいなぁと思っています。
長いですね。
そろそろNHK文化センターに行かないと。
こちらでも英語朗読講座を持たせていただいています。
そういえば、NHK総合で「この声をきみに」という朗読ドラマが放送されています。
まさか朗読がドラマに!という驚きとともに
もしかしたら朗読きちゃう?という期待も…笑
日本語朗読も大好きなので来年は朗読劇にも挑戦したいなと思っています。
そうフリーランス、十月に入ったら鬼のことなんか気にせずに
来年のことを考えるのです!
朗読のある毎日。
ありがたや。
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