コメント
Re: No title
Strassenbaum さま
いつもありがとうございます!
今回ピンボールと風を聴けの合体新訳が新しい訳者さんから出たんですよね。
でもまあある意味春樹さんの文章がもともと英語的で訳しやすい(のではないか?)
ので英語も違和感ないです。4人いらっしゃるんですよね。春樹訳者。
文体って面白くて、明治以降英語文学がどしどし入ってきてから
日本語にも受け身(日本古来には使われない表現)や形容詞のつけ方なんかが
変化していった・・・とWSで師匠がおっしゃってました。
なるほど春樹さんんも「2つのりんご」なんて書きますよね。
リンゴ2つじゃんね!って私は思ってしまうのですが、そこをあえて春樹文体にすることで
彼のオリジナリティーと訳しやすさ=世界に広まりやすさにもつながってるのかなぁと
凡人にはとうていかなわない何かがあるのだと・・・
そう思うようになりました。
WSでは漱石の文章(ぼっちゃんとか吾輩は猫である)が「言文一致体」の勝者だ!なんて
ことも師匠はおっしゃっていてとても面白いです。
昔の教科書に「吾輩は門松である」なんていうまんまパクリの文章が載ってたこともあったらしく
(本当かどうかちょっと調べてませんが・・・)それはまさに漱石の功績であるなんて話も。
八雲は日本語で聞いた話を英語にしてそれをもいちど日本語にしたものを
日本人は怪談として読んでるわけで、これまたよくまあねじれ訳にならなかったなぁなんて思いますが、
英語と日本語を比べると貉のおじいさんの「年齢」のイメージが違ったり
そばや屋台にたどりついた時の動作がちょっと違ったりと微妙な差はあるのに気付くと
これまた面白いです。
私はいったい何を目指しているんでしょうかねぇ。
11月のもう一つの銀座の朗読リサイタルはジャズピアニストとの共演になりますが。。。
どうなるかしら。
それではWS等でまたお会いできるのを楽しみにしています!
青谷
いつもありがとうございます!
今回ピンボールと風を聴けの合体新訳が新しい訳者さんから出たんですよね。
でもまあある意味春樹さんの文章がもともと英語的で訳しやすい(のではないか?)
ので英語も違和感ないです。4人いらっしゃるんですよね。春樹訳者。
文体って面白くて、明治以降英語文学がどしどし入ってきてから
日本語にも受け身(日本古来には使われない表現)や形容詞のつけ方なんかが
変化していった・・・とWSで師匠がおっしゃってました。
なるほど春樹さんんも「2つのりんご」なんて書きますよね。
リンゴ2つじゃんね!って私は思ってしまうのですが、そこをあえて春樹文体にすることで
彼のオリジナリティーと訳しやすさ=世界に広まりやすさにもつながってるのかなぁと
凡人にはとうていかなわない何かがあるのだと・・・
そう思うようになりました。
WSでは漱石の文章(ぼっちゃんとか吾輩は猫である)が「言文一致体」の勝者だ!なんて
ことも師匠はおっしゃっていてとても面白いです。
昔の教科書に「吾輩は門松である」なんていうまんまパクリの文章が載ってたこともあったらしく
(本当かどうかちょっと調べてませんが・・・)それはまさに漱石の功績であるなんて話も。
八雲は日本語で聞いた話を英語にしてそれをもいちど日本語にしたものを
日本人は怪談として読んでるわけで、これまたよくまあねじれ訳にならなかったなぁなんて思いますが、
英語と日本語を比べると貉のおじいさんの「年齢」のイメージが違ったり
そばや屋台にたどりついた時の動作がちょっと違ったりと微妙な差はあるのに気付くと
これまた面白いです。
私はいったい何を目指しているんでしょうかねぇ。
11月のもう一つの銀座の朗読リサイタルはジャズピアニストとの共演になりますが。。。
どうなるかしら。
それではWS等でまたお会いできるのを楽しみにしています!
青谷
No title
青谷様
そういえば、二十数年、私が初めて英文に翻訳された日本の小説を読んだのが、「1973年のピンボール」の翻訳本(translated by Alfred Birnbaum)でした。
当時、英文もろくに読めない純国産の学生さんでしたが、村上春樹さんの(日本語の)小説は、以前から色々と読んでいたので、(Jや鼠に馴染みあり)、作者のそして、主人公の「スカシてスパゲティ作ってる印象」で、なんかするするっと読めってしまいました感がありました。なんか心地よかったです。
荻窪の6次元さんのイベント行ってみたかったです。その日に所用が入ってしまいちょっと残念です。

そういえば、二十数年、私が初めて英文に翻訳された日本の小説を読んだのが、「1973年のピンボール」の翻訳本(translated by Alfred Birnbaum)でした。
当時、英文もろくに読めない純国産の学生さんでしたが、村上春樹さんの(日本語の)小説は、以前から色々と読んでいたので、(Jや鼠に馴染みあり)、作者のそして、主人公の「スカシてスパゲティ作ってる印象」で、なんかするするっと読めってしまいました感がありました。なんか心地よかったです。
荻窪の6次元さんのイベント行ってみたかったです。その日に所用が入ってしまいちょっと残念です。
