昔話そして男女の友情
- 2013/05/25
- 22:14
文楽、寄席、ザ・ニュースペーパーにシャンプーハット(劇団ね)と
インプットに忙しいGreenvaleでございます。
インプットしたらアウトプット・・・ってんで
来週は久しぶりに朗読収録。今回は「昔話」シリーズになります。
日本の昔話って奥が深いのね。
翻訳してくれた方とのトークでもいろんなことが
分かってとても楽しい番組になりそう(ラジオです)。
竹取物語なんかもちゃんと読むと(長いんだよ!!)
歌あり、ダジャレ?(オチ?)あり、SF的要素あり(ETみたいだ!)
とびっくりするくらいてんこ盛りなお話。
かぐや姫のBitchぶりもなかなかきもちいいいくらいだし。
勉強がてら読んだ
この英訳本もキーン様だし
本当に「へー!!!」とおもうことが沢山あります。
まだキーンさんの奥の細道
終わってなく、
写経も
も途中ですが・・・
昔の日本語にちょっとはまっていて
今読んでるのが
以前は途中で投げ出したこの本も
今は毎朝電車の中の良き友です。
翻訳論というか、日本語、日本人、日本という国を
どう英語にするか、英語になるか。
リービさんの頭の中を覗いているかのような文章で
実にわかりやすい。
「日本語文学の根元的な力の一つはイメージにある」
とリービさんがおっしゃるのは、
声に出すと、「イメージ」が浮かんで来ることにあるんではないか。
映像が、迫り来る自然や、子供の遊ぶ姿、戦う武士の姿を
イメージするとその奥にある自然への畏怖、子供への愛おしさ、
武士の命のはかなさなんかも伝わってくる。
万葉集をこんな風に読むとは学生の頃は思いもしなかったけれど、
別の言語に置き換えてみることにより
日本語という言葉の奥深さがより一層身にしみる。
そんな中でリービさんと共にうなる英訳の難しさ、
そして時にいとも簡単に訳せてしまう万国共通な感覚。。。
人間ってUNIVERSALなんだなー。
そんなこんなが学べてしまう、
さらには「もしかして教養まで身についてしまったりしてる?」
というお得感もあるいい本です。
文楽とか狂言とか観に行くのが好きだからか
(時代は全然違うけど)
最近、昔の日本語に対する抵抗が全くないんですよね。
声に出すと実に美しいし、
声に出すと「わかってしまう」マジックにも魅了されます。
でも、そんなお勉強めいた読書ばかりだと疲れるので
こないだ大好きな山崎ナオコーラ(最近のナンバーワンライター)本
四冊も買ってしまいました。
この人の文章本当に好き!!
出てくる女の子もとっても好き!!
沢山書いてねーナオコーラ!!
さっき読み終わったのが「カツラ・・・」
(ちょっとドラマ化してほしいなと思ったなー。)
この本の中で「ああすごいな」と思った文章を二つほど・・・
「長時間拘束の見返りは、ステイタスと厚生年金だ。
しかし、会社をやめて、上司や同僚と飯食うのを止め、
友人とべたべた会うのを止めたら、
どうなるか。オレは他人によってなんとか自分の形を保てている。
他人と会わないでいたら、オレはゲル状になるだろう。」
「男女の間にも友情は湧く。
湧かないと思っている人は
友情をきれいなものだと思い過ぎている。
友情というのは、
親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけてつくるものだ。
ドロリとしていて当然だ。
恋愛っぽさや面倒さを乗り終えて、友情は続く。
走り出した友情は止まらない。」
ナオコーラはいつも正しい。
インプットに忙しいGreenvaleでございます。
インプットしたらアウトプット・・・ってんで
来週は久しぶりに朗読収録。今回は「昔話」シリーズになります。
日本の昔話って奥が深いのね。
翻訳してくれた方とのトークでもいろんなことが
分かってとても楽しい番組になりそう(ラジオです)。
竹取物語なんかもちゃんと読むと(長いんだよ!!)
歌あり、ダジャレ?(オチ?)あり、SF的要素あり(ETみたいだ!)
とびっくりするくらいてんこ盛りなお話。
かぐや姫のBitchぶりもなかなかきもちいいいくらいだし。
勉強がてら読んだ
![]() | 現代語訳 竹取物語 (新潮文庫) (1998/05) 川端 康成 商品詳細を見る |
この英訳本もキーン様だし
![]() | 対訳 竹取物語 - The Tale of the Bamboo Cutter (1998/03/20) 川端 康成、ドナルド キーン 他 商品詳細を見る |
本当に「へー!!!」とおもうことが沢山あります。
まだキーンさんの奥の細道
![]() | 対訳 おくのほそ道 (Illustrated Japanese Classics) (1996/10/25) 松尾 芭蕉、宮田 雅之 他 商品詳細を見る |
終わってなく、
写経も
![]() | えんぴつで奥の細道 簡易版 (一般書) (2012/07/12) 大迫閑歩 商品詳細を見る |
も途中ですが・・・
昔の日本語にちょっとはまっていて
今読んでるのが
![]() | 英語でよむ万葉集 (岩波新書) (2004/11/19) リービ 英雄 商品詳細を見る |
以前は途中で投げ出したこの本も
今は毎朝電車の中の良き友です。
翻訳論というか、日本語、日本人、日本という国を
どう英語にするか、英語になるか。
リービさんの頭の中を覗いているかのような文章で
実にわかりやすい。
「日本語文学の根元的な力の一つはイメージにある」
とリービさんがおっしゃるのは、
声に出すと、「イメージ」が浮かんで来ることにあるんではないか。
映像が、迫り来る自然や、子供の遊ぶ姿、戦う武士の姿を
イメージするとその奥にある自然への畏怖、子供への愛おしさ、
武士の命のはかなさなんかも伝わってくる。
万葉集をこんな風に読むとは学生の頃は思いもしなかったけれど、
別の言語に置き換えてみることにより
日本語という言葉の奥深さがより一層身にしみる。
そんな中でリービさんと共にうなる英訳の難しさ、
そして時にいとも簡単に訳せてしまう万国共通な感覚。。。
人間ってUNIVERSALなんだなー。
そんなこんなが学べてしまう、
さらには「もしかして教養まで身についてしまったりしてる?」
というお得感もあるいい本です。
文楽とか狂言とか観に行くのが好きだからか
(時代は全然違うけど)
最近、昔の日本語に対する抵抗が全くないんですよね。
声に出すと実に美しいし、
声に出すと「わかってしまう」マジックにも魅了されます。
でも、そんなお勉強めいた読書ばかりだと疲れるので
こないだ大好きな山崎ナオコーラ(最近のナンバーワンライター)本
四冊も買ってしまいました。
![]() | 指先からソーダ (河出文庫) (2010/08/04) 山崎 ナオコーラ 商品詳細を見る |
![]() | 浮世でランチ (河出文庫) (2009/08/04) 山崎 ナオコーラ 商品詳細を見る |
![]() | カツラ美容室別室 (河出文庫) (2010/10/05) 山崎 ナオコーラ 商品詳細を見る |
![]() | 長い終わりが始まる (講談社文庫) (2011/10/14) 山崎 ナオコーラ 商品詳細を見る |
この人の文章本当に好き!!
出てくる女の子もとっても好き!!
沢山書いてねーナオコーラ!!
さっき読み終わったのが「カツラ・・・」
(ちょっとドラマ化してほしいなと思ったなー。)
この本の中で「ああすごいな」と思った文章を二つほど・・・
「長時間拘束の見返りは、ステイタスと厚生年金だ。
しかし、会社をやめて、上司や同僚と飯食うのを止め、
友人とべたべた会うのを止めたら、
どうなるか。オレは他人によってなんとか自分の形を保てている。
他人と会わないでいたら、オレはゲル状になるだろう。」
「男女の間にも友情は湧く。
湧かないと思っている人は
友情をきれいなものだと思い過ぎている。
友情というのは、
親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけてつくるものだ。
ドロリとしていて当然だ。
恋愛っぽさや面倒さを乗り終えて、友情は続く。
走り出した友情は止まらない。」
ナオコーラはいつも正しい。
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